制服姿の撮影は控えましょう

普段着と違い、職場の制服というのは特別なものです。

職場でしか着ることがない支給された制服ですが、実はこれを撮影することは原則禁止されていることが多いようです。それは何故かというと、個々のSNSへの意識が関係しています。

個人のSNSに制服や職場の画像をアップロードすることで、悪意のある人が様々な情報を手に入れてしまう可能性があり危険です。また、投稿内容によっては、企業側の管理に問題があるとして勤め先に迷惑がかかることだってあります。

SNSが一般的になったことにより、企業も公式のSNSで情報を発信できる時代になりましたが、それと同時に社員のモラル意識の度合いによってリスクを負うことも多くなっています。 厳密に言えば、企業側がSNSを行って情報発信する場合も個人に許可をとる必要があるでしょう。

料理教室の風景などは、アットホームでついSNSに投稿したくなりますが、これは主催者側も受講者側、互いに許可をとる必要があります。街の写真館に飾られている成人式や七五三の写真が無断で飾られているわけではないのと同様に、他人が関係する画像や写真を、許可無く人目に触れる場所に公開してはいけません。

海外では、航空会社のパイロットと客室乗務員が、職務中に制服姿で写真を撮りSNSに投稿し解雇されたり、ファーストフード店の店員が勤務中に不適切な動画をSNSに投稿し処分を受けた実例もあります。職場は勿論、制服は一時的な支給品であり、譲渡されたものではないという意識を大事にしましょう。