職場に応じた制服をデザインすることが重要

職場で制服を採用しているところは、なかなかデザインが変わらない傾向にあり、改善すべき点が織り込まれる機会がないことが現状です。

その理由は、企業は制服を刷新することによる導入コストを懸念することがあるからです。しかし、改善することで、社員のモチベーションが上がったり、気分を刷新させたり、作業性がよくなり生産性が上がる効果があるのです。

まずは、暑さ対策です。地球環境にやさしい取り組みとして、クールビスがあります。しかし、長そでと半袖などといった2タイプを準備していることが一般的です。夏には、猛暑化する中、新たな改善が必要となるのです。暑くなると、汗をかきます。汗を拭く手間が、生産性を低下させてしまうと考えられているのです。これを解決する為には、風通しのいいベンチレーション素材をとりいれることや、汗をよく吸って速乾性のある素材を導入する対策があります。

また、機能面では、軽量化で体に負担をかけないようにしたり、保冷剤やバッテリー式のファンを搭載できる仕様もあります。暑さを気にせず作業に打ち込むことができ、仕事がはかどるのです。

次に、作業内容に応じた制服のデザインです。しゃがんだり立ったりする職場では、ひざやひじなどに伸縮性のある素材を採用します。そうすることで、ひっかかりを気にすることなくスムースに動作ができストレスが溜まりません。ペンや定規や工具などを使う職場では、ポケットの数を増やすことで効率的に仕事ができるのです。